風邪は万病のもと

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新型コロナウイルス(COVID-19)の対応について、当園からも毎日のようにお知らせを伝えており、大変ご迷惑をおかけしております。
また子供を持つ職員にも関わることですので、各ご家庭においての保育にご理解をお願いするなどご協力をいただき、感謝いたします。

突如発生した未知のウイルスということで、困惑と不安が世の中を覆っておりますが、元はと言えば風邪の原因となるコロナウイルスの一種です。対策の基本はいつもの風邪予防対策と同じく、帰宅したら手洗い・うがい、夜はなるべく早く寝て、食事はしっかり取って風邪をひいても重症化しないような体力をつけておく、という基本をおさえれば良いとされています。

新しいウイルスなので私たちの体には抗体が備わっていないため、体内に侵入すれば感染することはほぼ間違いありません。しかし発症したとしても抗体ができてしまえば、風邪症状が改善されていきます。そのようにして、我々人類は長い歴史の中で様々な未知のウイルスに対応してきました。
そう考えると無闇やたらに怖がらず、きちんと対策を取り、気をつけていけば良いではないか、と少々明るく考えることもできます。

ほとんどの方は抗体を持たないので感染すればほぼ発症してしまうため、一度に大量の発症者が出てしまうと、医療機関の対応能力を超えてしまいます。そうなると必要とする人まで医療が届かなくなる可能性が出てきます。
今回政府から出ているイベント中止や外出を控えるお願い、学校の休校要請などは、発症者が大量に出てしまうような極端なピークを作らず、なだらかに推移させる事が目的でしょう。

死亡者が出ている事で恐ろしさが増幅されていますが、新型コロナウイルスに限らず、毎年季節性の風邪やインフルエンザをきっかけにして肺炎等で亡くなる方は少なくありません。
風邪は万病のもと、と申します。これをきっかけにできる限りの予防対策は常の事として意識して参りましょう。