園内研修「LGBTを知るために」を開催しました

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6/16、NPO法人ReBit(リビット)副代表理事 関谷隼人様をお迎えして、LGBTについて学ぶ研修会を開催しました。

最近様々なメディアで取り上げられているLGBT(エルジービーティ)。L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダーそれぞれの頭文字を取った言葉で、性的マイノリティの総称として使われています。
電通総合研究所の調査では日本の人口の7.6%がLGBTという結果も出ており、13人に1人存在する計算です。またこの割合は調査するごとに高まっており、社会の理解が進むごとにカミングアウトする人が増えているようです。

とかく好奇の目で見られがちなのですが、一組40人のクラスなら3人はいることになるので、実はそれほど縁遠い存在ではありません。
関谷様とスタッフの方の体験談を通して、ありのまま受け止めることの大切さを学びました。

また園長からは「LGBTA」についての話をいたしました。
最後に付いている「A」はAlly=アライのことです。アライとはLGBTではないですが、その支援を行なう方をいいます。
自認者でなくとも、理解を示し、支援を行なう人として関わっていくこともできます。

今井保育園は就業規則を見直し、「人事異動に当たり、性的指向や性自認に起因した差別を行わない」「セクシャルハラスメントの中には、LGBTに対する不適切な言動を含むものとする」の2条項を追加しました。明確にLGBTへの差別を否定し、当園における待遇を保証するもので、社会福祉法人では日本で最初の例となります。
この眼差しは当然子ども達にも向けられるもので、あらゆる人にとって居心地のいい場所となれるよう、努力していきたいと考えています。