給食

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 今月は胃腸炎がはやり、大変ご心配をおかけしました。幸い早期の対応となり、無事収束いたしました。ご協力いただき、ありがとうございました。

 12月16日、長崎県佐世保市にある私立保育園マミー天神園さんへ給食の見学にうかがいました。
 マミーさんでは、自園で栽培した野菜で給食をまかない、外から買うのはお肉とお米、調味料くらい、味噌は子ども達と一緒に仕込んで作っている、という給食の取り組みをされております。
 園長先生のご主人様が開拓されたという農園はとても広く、100名ほどの園児でも十分満腹させられる産量であることが想像できました。
 また調理方法も「ニンジン・じゃがいもなどは皮ごと、成長点(ニンジンなどの葉の根元の部分)ごと入れる」「煮干しを頭・内臓もそのままでまるごと入れる」など、栄養素、特にファイトケミカルと言われる成分が余さず取れるように気をつけている、とのことでした。
 そのような給食を続けた結果、風邪やインフルエンザでお休みする子どもが激減し、精神的にも落ち着いた様子になってきたそうです。
 「ミネラルが不足すると攻撃的になりやすい」という説を、東京農業大学の名誉教授「発酵仮面」こと小泉武夫先生が唱えられていますが、マミーさんの子ども達を拝見するに、あながち間違っていないではないかと考えさせられました。

 今井保育園でもトビウオをまるごと粉末にしたもので出汁を取り、ニンジン・じゃがいもなどを皮ごと調理して給食で提供しています。効果が出るのはもう少し先になると考えておりますが、きっと子ども達の成長に少しは力添えできるのではないかと楽しみにしています。