園長のはなし | 今井保育園 | 社会福祉法人光道会。東京都青梅市今井の認可保育園。

園長のはなし

外囲いが取れました

真っ白な2Fと木目の1Fの壁がコントラストを生み出します。
見慣れていた柵も取られましたが、また新たに作り直されます。
南側から。
手前の大きな箱は冷暖房や温水の室外機です。
[公開日時]2019/11/06 16:39 [カテゴリー]

子どもの本来の姿を『見える化』する

先日の運動会は雨の中ご参加いただき、ありがとうございました。
園児たちは普段とは違う小学校の体育館に戸惑うこともなく、リラックスしてプログラムを楽しんでくれたようです。

また10月は台風19号により日本各地で大きな被害が起こり、9月の15号の被害とともに、災害の恐ろしさを改めて思い知らされました。
その際には、登園を予定されていた皆様にご迷惑をおかけしましたが、園からのお願いをお聞き届けいただいたおかげで、事故なく過ごすことができました。改めて感謝申し上げます。

10月というタイミングは保育園にとっては、今年度後半の最初の月、ということになります。今年は4月から保育方法を大きく変え、その最初の評価が問われるタイミングでもありました。

4月の時点ではまだ昨年度の姿であった子供達ですが、半年後の今と改めて観察すると大きな成長を遂げていることに気づきます。
例えば昨年ばら組(4才児)の時には友達の言うことをそのまま聞いていた子が、ゆり組(5才児)になった辺りから自分の望まないことについては反発するようになりました。
現在では反発するだけではなく、自分の意見を伝えたり、折り合いがつかなければ無理に近づかなくても良い、という更に高度なコミュニケーションを行なうようになっています。
すみれ組(3才児)・ばら組(4才児)の子供も、そのような年上の様子をよく観察していて、ケンカする時にも「ピーステーブルでお話しよう」と話し合いでの解決を探る姿が見られます。

一見、大人がきっかけを与えることで子供が変化した、と見えるかもしれません。
しかし私は、環境が子どもの本来の姿を「見える化」しただけではないか、と考えています。
元々子ども達には話し合いなどの建設的な解決方法を探る能力があった、しかし「急がせる大人」の存在で、限られた時間での解決を図らなければならず、もっとも簡単な暴力=手を出すケンカで解決するしかなかった、ということです。

時間を十分にとり、慌てなくても良い環境を作って、保育者が自分の都合で子供を操ることがないようにすることで、子供が持つ本来の姿が見えてきた、というのが本当なのではないでしょうか。

このような子供を一方的に劣ったものと見ず、「一人の人間」として見る取り組みは少しずつ全国の保育園・幼稚園・こども園で始まっています。
当園も、子ども達にとってより良い取り組みが全国に広がっていくよう、下半期もじっくりと子ども達と向き合いたいと思います。

[公開日時]2019/11/01 16:00 [カテゴリー]

保育料無償化と給食費

10月から消費税の引き上げとなりました。
保育園としては保育料の無償化が大きなトピックです。この無償化の対象は保育園の他にも、幼稚園・こども園・認証保育所、はては無認可の保育施設まで含んだものです。
この一環として、給食費を集金するようになりました。このことは東京都の保育のターニングポイントとなるものでした。

実は東京都以外の道府県では主食費の集金は珍しいことではありません。しかしこの9月までは行われてきませんでした。
かつて保育園で預かる子供は家庭では保育できない子、とされていました。
家で過ごすことができない子供にせめて手作りの温かい食べ物を食べさせよ、という指導で、保育園は園内での給食調理が絶対の条件でした。
しかし食料事情も悪く大量の調理も難しい時代でしたので、主食だけは家庭から持ってこさせること、となっていました。
パンの場合はどうだったかというと、青梅では「パン券」というものをご家庭に購入していただき、パン食の日はその券と交換で配布していました。

その後食料事情、流通事情も改善し、パン食の普及(パンを食べると頭が良くなる、という俗説もありました)や料理のバリエーション増加もあって、主食を家庭から持参してもらうのには無理があるようになってきたタイミングで、主食費を現金で集金するようになります。
この時、東京都は主食費を補助する決定をします。これによって保護者・保育園双方の負担はかなり軽減されました。

ではなぜいまさら、給食費の集金が始まったのでしょうか。
これは上にもあるように、保育料無償化の対象が「保育園、幼稚園・こども園・認証保育所等」と多岐に渡ることによります。
幼稚園の昼食は家庭から持参する弁当です。弁当は当然各家庭が費用を負担して作っています。もし保育園の費用を無償化ですべてまかなってしまったら、この食費の分だけ保育園が優遇されてしまうことになる、不公平だ、という理由です。
このことで長らく東京都と無縁だった給食費の集金が始まることになりました。

一方で保育料無償化は集団保育をあらゆる子どもに与え、発達に貢献できる機会でもあります。
とかく変化を嫌うのは人の常ですが、必ず良い変化となるよう考えていきたいと思います。

[公開日時]2019/10/01 16:00 [カテゴリー]

セーフティゾーン

8月が過ぎ、夏休みが終わった子ども達が悲喜こもごもの様子で登校・登園し始めています。
生活の変化だけでなく季節の変わり目とも重なり、不安定になる子どもが多く見られる時期です。
保育園の園児なら登園時にぐずって大泣きするなどわかりやすいのですが、小学生あたりから、大人には直接伝えず、不安定を自分の中だけに抱え込んでしまうこともあります。
最近では夏休み終了直前になると、そうした不安を抱えた子ども達に向かってのメッセージが出されるようになりました。

こういった状態になった子ども達に対して重要な役割を果たすのが「セーフティゾーン」です。 安心して過ごせる場所、傷つけられたりしない場所、と言った意味です。
一歩外に出れば、子ども達も様々なことに遭遇します。そこでは挑戦したり、我慢したりすることも少なくありません。その中で不安な気持ちになることは、まだ未成熟な子どもたちにとっては当然なことと言えます。
不安定な状態にある子どもに対して有効なのは叱咤激励ではなく、安心です。セーフティゾーンにいる間は誰からも傷つけられず安心していられるので、外に出ても「そこ」にさえ戻れば大丈夫だ、と信じられる気持ちが、子どもの心を安定させる力になります。

保育園は常にセーフティゾーンとなるべく環境を整備しています。
ぐずっている子どもは困らせたくてしているのではなく、困っている自分を知らせたくてぐずっています。こういった時こそ、大人がその子にとってのセーフティゾーンになれるよう、心がけたいと考えています。

[公開日時]2019/09/02 16:03 [カテゴリー]

子供は静かに溺れる

やっと梅雨が明けました。
と思ったら昨年と同じような猛暑です。昔ならば暑さしのぎにと水遊びの絶好の機会なのですが、ここまでの暑さとなると日中屋外にいるだけで熱中症となるおそれがあるため、子どもたちには屋内で過ごしてもらっています。

小学校就学前の子供は成長しているように見えて、まだまだか弱い存在です。
保育園などのプール事故を検証すると「子供は静かに溺れる」というキーワードが出てきます。
溺れているなら大声や騒ぎ声がするはずだ、と大人の時と同じように考えがちですが、子供の水難事故では大声・騒ぎ声はなく、静かに沈んでいった、という証言が多数を占めています。あまりに静かで、最初はふざけているのかと思ったが様子がおかしい、ということで救出された子供の事例などは、戦慄する思いでうかがいました。

諸説ありますが、高温や直射日光などで脳が一時的に機能を失って気絶状態になってしまい、そのまま静かに溺れてしまうのではないか、とも言われています。
今井保育園では外遊びをさせるに当たって、大人の感覚だけに頼るのではなく、熱中症指数計を利用して天候の判断をしています。大人なら耐えられるであろう温度でも、湿度によっては子供に悪影響が出る場合がありますので、客観的な指標として、この指数計は欠かせないものになっています。

安全をしっかりと守って、楽しい夏になりますよう、気をつけてまいります。

[公開日時]2019/08/01 16:00 [カテゴリー]

1Fの床と鉄骨建方

7月6日(土)から鉄骨の柱が立ち始めました。

1Fの床が完成。
7月6日から鉄骨が立ち始めました。
[公開日時]2019/07/09 21:24 [カテゴリー]

思い込み

園舎の建て替え工事がひとつの区切りを迎えています。基礎工事が終わり、7月からは柱を立て始め、8月には上棟を完了し、いよいよ新園舎の姿が形作られていくことになります。
まだまだしばらくはお騒がせしますが、立ち上がっていく園舎を楽しみにしていただければと思います。

昨年と比べれば多少雨が降っているとは言え、梅雨らしくない天候が続いています。
仏教の行事としては5月の花まつり(お釈迦様のお誕生日)、6月の青葉まつり(真言宗の宗祖(しゅうそ)弘法大師 空海様のお誕生日)とお祝いが続いていて、7月には東京はお盆となります。

7月なのにお盆? と感じられる方が多いかもしれません。一般的にお盆休みは8月ですし、なんで東京だけ? と疑問を持たれるでしょう。
もともとお盆は7月の行事でしたが、明治時代に入りカレンダーが現在のものに改められた際に約1ヶ月ほど日付が先に送られることになり、「7月のままにする(東京)」と「時期を合わせて8月にする(それ以外)」と2通りの選択が行われた結果が、現在の形になったようです。
7月の予定を聞かれ、いやあ7月はお盆で忙しくて、などと申しますと、なにいってんだろう? という顔をされることも多く、あまり認知はされていないようです。

お盆=8月のみという思い込みはそれほど実害がありませんが、他のことでは実害が出ることがあります。
身近なところで言えば、子供のことです。
3歳神話や、子供には判断する力がそれほどない、という思い込みは、子供の自由意志を邪魔して、判断する力や考える力を奪います。これは長い目で見るまでもなく、0〜2才の時に大人が行動を制限した場合、3才以降の積極性が著しく低くなることが知られています。勘違いによる害の大きさを感じさせる話です。

「三つ子の魂百まで」という慣用句は「幼い頃の性格は年をとっても変わらない」という意味であって、小さいうちはじっくり大人が観察しましょう、というくらいのことであったのが、いつの間にか「3歳までにいろいろ体験させなくてはならない」という意味としてとらえる方が出てきてしまいました。
この3歳神話はモーツァルトが3歳で楽器を演奏したというエピソードや、親であれば誰でも持つ「立てば歩け、歩けば走れ」という子の成長をあせり、心配する親心など、いくつもの要素が重なり合ってできあがったと考えられます。

子供の成長を心配しない親はいないと思いますが、自分の焦りを子供に解消させるようなことにはならないよう、自戒したいものです。

[公開日時]2019/06/28 16:00 [カテゴリー]

花まつり

令和となって1ヶ月、長かった(もう少し長くても良かった?)ゴールデンウィークも少々遠い昔のことのように感じております。
昭和から平成の改元の際は、昭和天皇崩御(ほうぎょ)にともなうものでしたので、世の中は自粛ムード一色でした。今回は上皇陛下の大御心(おおみこころ)により、誠にめでたい雰囲気の中での新天皇陛下御即位であったことは、国民の一人として幸せなことでありました。

さて、今井保育園ではゴールデンウィーク明けに「花まつり」を行ないました。
ご存知の通り、お釈迦様のお生まれになった日をお祝いするお祭りで、「降誕会(ごうたんえ)」また産湯に見立てた甘茶を誕生仏にそそぐところから「灌仏会(かんぶつえ)」と呼んだりもします。
子ども達にはお釈迦様のお誕生からお亡くなりになるまでのお話をさせていただき、人のためを想い、一生を送られたお姿の一端でも伝わればありがたいことと考えております。

お釈迦様のお生まれになったのは現在のネパールにあるルンビニーという場所です。
お母様である摩耶夫人(まやぶにん)が、このルンビニーの花園で休憩している際に産気づき、右脇の下からお釈迦様が姿を現した、と伝えられています。
この時の姿を模した「摩耶夫人および天人像」は様々な寺院でまつられています。その中でも有名なものに、法隆寺に伝わり、明治時代に皇室へ献上され、その後国有となった「法隆寺献納宝物」の中の一つがあります。
こちらは上野の東京国立博物館の「法隆寺宝物館」内に安置され、休館日以外はいつでも拝観できます。

■「摩耶夫人及び天人像(まやぶにんおよびてんにんぞう)」法隆寺宝物館収蔵http://bit.ly/mayabunin

この像をテーマにした作品でユニークなものがあります。NHK Eテレ「びじゅチューン!」で制作された「ツイスト出産」という映像作品です。

■ツイスト出産『びじゅチューン!』YouTube
http://bit.ly/shussan

難しく堅苦しく感じることも多い美術品というものも、こうして見ていると楽しく愛らしく思えてきて親近感を覚えます。
お子様と一緒に、お時間のある時にご覧いただければ幸いです。

[公開日時]2019/05/31 16:00 [カテゴリー]

当園の保育について紹介していただきました

チームビルディングス(株)様のWebメディア「One Nursery」内で当園の保育について紹介していただきました。

[公開日時]2019/05/10 10:29 [カテゴリー]

奉祝 令和元年

新天皇陛下が御即位され、令和元年が始まりました。
新時代が子ども達にとって、挑戦の機会ににあふれた豊かなものとなりますよう、ご祈念いたします。

[公開日時]2019/05/01 08:35 [カテゴリー]

お知らせ

【固定】
保育士(正職員と臨時職員)と学生アルバイトを募集しています。
【固定】2019/2/4
今井保育園 園舎改築工事 入札結果のお知らせ(PDF / 88KB)
【固定】2019/1/4
今井保育園 園舎改築のお知らせ(PDF / 439KB)
2019/1/12
今井保育園の保育が書籍で紹介されました
2018/10/19
「平成29年度 施設型給付費」について(PDF / 438KB)
2018/7/26
看護師(正職員)を募集しています。(終了しました。多数のご応募ありがとうございました。)
2017/10/18
「平成28年度 施設型給付費」について(PDF / 398KB)
2017/9/30
今井保育園および社会福祉法人光道会のWebサイト(kodokai.jp)がSSL通信に対応いたしました。
2017/9/9
就業規則に「同性パートナーシップを婚姻相当とみなす」規程を制定しました
2017/1/10
入園希望者保育見学会 予約ページを開設しました
2016/12/6
和楽倶楽部様主催・当園園長講演「保育のこころもち〜今井保育園の保育を通じて〜」開催のお知らせ
2016/10/25
子育てひろば講演「保育のこころもち〜今井保育園の保育を通じて〜」(今井保育園 入園希望者向け説明会)開催のお知らせ
2016/6/23
日経新聞に「PRIDE指標(LGBT就業規則評価指標)」の記事が紹介されました
2016/6/1
平成27年度 東京都保育士等キャリアアップ補助金等に係る財務情報等の公表(PDF / 508KB)
2016/2/19
求人情報ページに「就業規則」等を掲載しました! ご応募の参考にしてください。
2016/2/19
情報開示ページに「今井保育園の保育園運営規程」等を掲載しました。
2015/6/3
就業規則にLGBTへの差別禁止条項を記載しました
2015/3/20
『福島県の子ども達支援プロジェクト』(一般社団法人 東京都民間保育園協会 青年委員会)にご協力いただきありがとうございます。
2015/2/16
平成26年度 保護者向け保育園サービス利用者調査の結果を開示しました。
2014/2/5
東京都による給食食材の放射性物質検査を実施しました(4回目)

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