園長のはなし | 今井保育園 | 社会福祉法人光道会。東京都青梅市今井の認可保育園。

園長のはなし

コミュニケーション手段を習得するということ

新型コロナウイルスが私たちの日常を大きく変えてから、すでに5ヶ月が経過しました。いまだに決定的な治療法はなく、早くて来年の前半に完成すると言われるワクチンに期待を寄せている現状です。
私たちの生活は決定的に変わってしまったのですが、そう器用にすべてを受け入れられるほど、大人は柔軟ではありません。
しかし、子供達は柔軟です。大人の姿を手本に、自分たちはどう振る舞うべきかを学ぼうとします。

私たちは、うれしい時、怒った時、何か伝えようとした時など、様々なコミュニケーション手段の中から、自分が適切だと考える方法を用います。
うれしい時は「笑顔でありがとうと言う」とか、怒った時は「不満そうな顔にして嫌だと言う」といった、「共通で認識できるシグナル」を出すことで、自分の感情を伝えようとします。
その方法は、生まれた瞬間から周囲にいる人を真似し、繰り返し見て聞いて覚えてきたものです。上記のようなコミュニケーション手段を「当たり前」として習得したからこそ、共通の「言語」として機能します。そしてどうやらそれは、人類共通のものでもあり、「笑顔」「不満そうな顔」という「言語」は、言葉が通じなくても伝わります。

ところが、です。極端な例ではありますが、もしうれしい時「怒鳴りつける」、ちょっと声をかけるときに「引っぱたく」などの間違ったコミュニケーションを取り続けたら、どうなるでしょうか。
子供はこれらの方法を「コミュニケーション手段」として「習得」します。そして、それを日常生活で実際に使ったとしたら……果たしてコミュニケーションは成立するのでしょうか?

大げさな例を挙げましたが、これに近いことになっている人は、それほど珍しくはありません。大人が悪ふざけ程度に行なっていることでも、子供は大いに参考にし、そして望まない結果となる場合があります。
大人として、子供の前での振る舞いには気を付けなくてはならないでしょう。

[公開日時]2020/08/03 16:00 [カテゴリー]

いつも子供は一所懸命

各宣言・措置、東京アラートが解除され、6月から「新しい生活様式」のもと、私たちの新しい日常が訪れました。
保育園はと言いますと、4月の年度始まりが2ヶ月遅れでやってきた様子で、2ヶ月間の「日常」からの転換は、大人同様に子供たちにとっても大変なことであると感じます。

ある教育研究者の方が、3月の臨時休校期間に際し「1ヶ月後に子供たちの学力について調査してみると良い」とおっしゃっていて、休校が良い影響を与えないのではないか、と危惧されていました。
しかし都合3ヶ月間の臨時休校・自粛期間を経た子供たちを改めて見るに「子供はどんな環境でも成長するし、学ぶ力を持っている」と思わざるを得ません。

大人が手間ひまをかけただけ子供がよく育つ、というわけではありません。逆に「成功するように」「失敗しないように」と大人が手を出してしまい、自分で考え実行することに戸惑うようになってしまった子供の姿を見ることがあります。
同じ月齢・年齢の子と比較しても意味はありません。他の子よりもできる時期が遅くても、時間と共にできることが増え、いずれほとんど違いはなくなります。

問題を作り出すのはいつも「大人の願望」です。
子供自身には何も問題はなく、ただ与えられた時間が少なかったり、大人が考えた「結果」と違う結果にたどり着いただけだったりします。
私たち大人がゆっくりと時間を取って、子供が何を考えているか丁寧に観察すれば、大人の心配がほとんど不要なものであると知ることができます。

いつも子供は一所懸命です。その一所懸命さに敬意を持ちながら、新しい日常を送りたいと考えています。

[公開日時]2020/07/01 16:00 [カテゴリー]

尽きない興味

今日から6月です。3月の初めから続いていた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大対策も3ヶ月を過ぎ、ようやく第一段階である「新しい日常」にたどり着きました。
全く未知のウイルスに対応するため、厚生労働省のクラスター対策班が打ち出した「3密(密接・密集・密閉)を避けることや、国民への信頼から成り立つ罰則を伴わない外出自粛要請などが功を奏し、外国に見られるような目を覆う惨状は避けられました。これらの対応方法は広く世界に知られるところとなり、諸外国でも導入しようとする試みが始まっているそうです。
今井保育園という小さな場所ですが、ご家庭の配慮によって今のところは平穏を保てております。今後も対策を怠らないようにしつつ、子供たちの成長のために、保育を継続できるよう考え、行動してまいります。

さて、ここのところ新型コロナウイルスの話題ばかりでしたので、それ以外に私が驚いたニュースをひとつ。
私たちのもつ科学文明はこの世の仕組みを解き明かしてきました。そこには「この宇宙のどこでも物理法則は同じ」という前提があります。
ところが地球から遥かに離れた場所にある天体を観測している中で、その付近の空間では電磁気力(電磁相互作用)が異なる可能性がある結果が出てきたそうです。電磁気力はプラスとマイナスが引きあったり、同じもので離れようとしたりする力のことで、原子や分子が形を保てているのはこの力によるものです。
もしこれが事実となると、私たちを構成する物質がいま目の前にあるような形では存在できなくなり、まったく違う光景が広がっていることになります。また我々がそこに行ったとして、今の形を保てないのではないか、とも考えられます。

ご興味のある方はこちらのページに解説がありましたので、よろしければご一読ください。
https://nazology.net/archives/58281

まだまだ世の中には知られていないことがたくさんあります。興味は尽きませんね。

[公開日時]2020/06/01 16:00 [カテゴリー]

大きな変化がやってくる

緊急事態宣言が出されてから、1ヶ月が経とうとしています。園の様子も過去とはまったく違う姿となり、たくさんの子供たちの元気な様子が毎日見られたはずだった園内は、ひっそりとしています。

はからずも、我々はこの社会が大きく変化する場に居合わせているようです。ここまでの大きく急激な変化は第二次世界大戦以来だと思います。
同じく、今までの歴史上にもそういったタイミングは何回も存在していたのですが、どこかで「まさか自分が生きている間にこんなことがおこるわけがない」と考えていました。それはおそらく、過去にあった変化のタイミングに生きていた人々も同じだったでしょう。

私たちの社会はそういった歴史的事件を乗り越えて、今のような形となりました。
新型コロナウイルス感染症という脅威も、いずれ日常の一部となり、変化した社会の中で私たちは生きていくことになります。

ではどのような社会になるのか、正確に言い当てることは困難ですが、今まで当たり前と考えていたことのいくつかは意味を変えてしまったのではないかと感じることがあります。
保育園での例を一つあげると、たくさんの人が集まる行事(入園式・卒園式、運動会など)を昨年までと同様に行なうことは、「新型コロナウイルス後の新しい常識」では難しいことと判断されるでしょう。

寂しいと思われる方もいらっしゃると考えますが、子供たちの未来はこういった変化が数多く積み重なって起きた先にあります。今井保育園が掲げる「子供の育つ力を守る」保育は、自ら考え、答えを作り出せる子供の力を信じることと同じ意味を持っています。

今こそ我々大人が「自ら考え、答えを作り出せる」ことを子供たちに見せて、お手本を示す時と考えます。そうすることで、さらに強く子供達の力を信じ、変化をより良いものにできるのではないでしょうか。

[公開日時]2020/05/01 16:00 [カテゴリー]

一年の成長

この度はご入園・ご進級、誠におめでとうございます。
人の成長は日々刻々と続いており、その節目を今日という日において見ると、この一年の成長には驚かされます。

1年前、寝返りできなかった子が、今は歩いています。
1年前、喃語(あー、うー、といった言葉)しか話せなかった子が、今は「おやつちょうだい」とお話ししています。
1年前、両手でボールを投げていた子が、今は片手で遠くまでボールを投げています。

1年前を思い出せば、今日の姿は驚異的な成長に見えます。いま困っていること、悩んでいることも、1年後にはほとんど解決しています。
ですから、今ここで起きていることに注目してもらえたらと思うのです。
子供は一所懸命に、良いことと考えたことを行ないます。大人の目から見たときに「こんないたずらして!」と言いたくなるようなことも、子供が考えた良いことのはずです。

そこに子供の成長があります。ぜひ大人が困る結果であっても、子供の一所懸命を善く観る(善いものとして観察する)ようにお願いいたします。

いま世界を危機に落とし入れている新型コロナウイルス(COVID-19)感染症ですが、1年後はまったく違う状況になっていると思います。そしてそれは必ず良い世界だと確信しています。
一緒に乗り越えていきましょう。

[公開日時]2020/04/01 16:00 [カテゴリー]

風邪は万病のもと

新型コロナウイルス(COVID-19)の対応について、当園からも毎日のようにお知らせを伝えており、大変ご迷惑をおかけしております。
また子供を持つ職員にも関わることですので、各ご家庭においての保育にご理解をお願いするなどご協力をいただき、感謝いたします。

突如発生した未知のウイルスということで、困惑と不安が世の中を覆っておりますが、元はと言えば風邪の原因となるコロナウイルスの一種です。対策の基本はいつもの風邪予防対策と同じく、帰宅したら手洗い・うがい、夜はなるべく早く寝て、食事はしっかり取って風邪をひいても重症化しないような体力をつけておく、という基本をおさえれば良いとされています。

新しいウイルスなので私たちの体には抗体が備わっていないため、体内に侵入すれば感染することはほぼ間違いありません。しかし発症したとしても抗体ができてしまえば、風邪症状が改善されていきます。そのようにして、我々人類は長い歴史の中で様々な未知のウイルスに対応してきました。
そう考えると無闇やたらに怖がらず、きちんと対策を取り、気をつけていけば良いではないか、と少々明るく考えることもできます。

ほとんどの方は抗体を持たないので感染すればほぼ発症してしまうため、一度に大量の発症者が出てしまうと、医療機関の対応能力を超えてしまいます。そうなると必要とする人まで医療が届かなくなる可能性が出てきます。
今回政府から出ているイベント中止や外出を控えるお願い、学校の休校要請などは、発症者が大量に出てしまうような極端なピークを作らず、なだらかに推移させる事が目的でしょう。

死亡者が出ている事で恐ろしさが増幅されていますが、新型コロナウイルスに限らず、毎年季節性の風邪やインフルエンザをきっかけにして肺炎等で亡くなる方は少なくありません。
風邪は万病のもと、と申します。これをきっかけにできる限りの予防対策は常の事として意識して参りましょう。

[公開日時]2020/03/02 16:00 [カテゴリー]

新型コロナウイルスの対応による卒園式の変更について

日頃より保育園運営に御理解、御協力をいただき、誠にありがとうございます。

新型コロナウイルスの感染を予防し、園児とご家族の健康を守るため、3月14日(土)に予定されている卒園式について、以下の通り変更いたします。

・卒園児とその保護者1名のみと職員の出席で実施します。席はなるべく余裕をもって配置し、換気には十分に配慮します。
・挨拶の短縮など式全体を簡略化し、なるべく短時間に終了します。
・来賓のご出席はありません。
・謝恩会は開催しません。

このような状況下であっても、子供達にとって記念すべき日であることには変わりません。いまできることを検討し、まごころを込めて卒園式を行いたいと考えております。

また当日ご参加されなくても、後日保育時間中に保育証書の授与を執り行う予定ですので、ご心配の場合はご欠席いただいてもよろしいかと思います。

ご出席の有無ついては3/10(火)までに、コドモンからご連絡ください。

ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

[公開日時]2020/02/29 19:34 [カテゴリー]

棚卸し

おかげさまで1月14日引っ越しを終え、無事に新園舎での保育をスタートすることができました。
年明け早々にご協力をいただきありがとうございました。職員一同、感謝申し上げます。

新しい環境に移ったことで子供達に混乱があるのではないかと心配しておりましたが、まったくの杞憂でした。
広くなった保育室で、以前は面積の都合で用意できなかったおもちゃが置かれているのを見つけたときの子どもの表情は、喜びで爆発したように見えました。
ほんの数時間で新しい環境に慣れた様子で過ごす様子に、ほっとひと安心です。

一方で大人は新しい環境に馴染むには時間がかかります。
以前は何がどこにあるということが意識もせずに理解していましたが、新園舎では「あれ?どこだっけ?」と探し回っています。
私などは床面積がほぼ倍になった園舎内を移動するだけで筋肉痛になりそうでした。

しかしなにより驚いたのは引っ越しの際に出た「ゴミ」の量でした。いままでも整理整頓してきたはずですが、いざ全てを出してみると「なんでこれを大事に取っておいたんだろう?」というものが出てきます。
倉庫の奥から使っていない棚が出てきて、今まで荷物で一杯で入れられないといっていた場所が無駄になっていた、ということもありました。

毎日のことでは気づかなかった「澱(おり)」の積み重なりが自分たちを圧迫していたと気付かされます。
たまには持っているもの全部を棚卸ししてみると思いもかけない発見とともに、自分たちの思い込みも知ることができると学びのある時間でした。

週明けは2月3日の節分です。これを過ぎますと4日立春を迎え、いよいよ春となります。すっきりとした気持ちで新しい季節を迎えられることに感謝したいと思います。

[公開日時]2020/02/03 16:00 [カテゴリー]

さようなら今井保育園、よろしく今井保育園

今井保育園の新旧園舎が並んで見られたのは、1月18日まででした。

旧園舎に今までのお礼を言い、新しく命が吹き込まれたような新園舎にこれからよろしくと挨拶をして、14日(火)より新環境での保育をスタートしています。

最初の数時間は物珍しさに興奮していた子供達もすぐに新しい環境に馴染んで、それぞれの面白さと発見を楽しんでいます。

[公開日時]2020/01/19 09:25 [カテゴリー]

年頭の目標

あけましておめでとうございます。令和最初のお正月はおだやかな天候に恵まれ、清々しく始まりました。

令和元年度も残すところ3ヶ月です。
3ヶ月後にはゆり組園児は小学校に進学し、4歳児以下の子ども達もそれぞれ進級します。
子ども達は年度の変わり目で突如として変身し成長する、ということはなく、一日一日、一瞬一瞬の積み重ねがあり、ある日ある瞬間に「しきい値」を越え、「ことば」や「行動」として周囲にわかる形として現れます。
いつ超えるかは一人ひとりの成長によるものですので、大人には「待つ」というたった一つのことが求められます。

今年はねずみ年、干支でいうと「庚子(かのえね)」です。新たな芽吹き、繁栄の始まりの年とされています。
年頭の目標として、「子どもの行なうことを待ち続けることを徹底する」というものも、加えてみても良いかと思います。

[公開日時]2020/01/01 16:00 [カテゴリー]

お知らせ

【固定】
保育士(正職員と臨時職員)と学生アルバイトを募集しています。
2020/5/15
新型コロナウイルス感染拡大防止にかかる緊急事態宣言解除後の対応について
2020/4/12
4/13(月)以降の対応について(5/7更新)
2020/4/10
新型コロナウイルスにかかる緊急事態宣言の発令に伴う登園自粛等について(青梅市)(2020/5/7更新)
2020/4/10
要勤務証明書(上記通知の「(1)以外の職業に従事しており、勤務命令により仕事に従事する方」対象)(2020/5/7更新)
2019/2/4
今井保育園 園舎改築工事 入札結果のお知らせ(PDF / 88KB)
2019/1/4
今井保育園 園舎改築のお知らせ(PDF / 439KB)
2019/1/12
今井保育園の保育が書籍で紹介されました
2018/10/19
「平成29年度 施設型給付費」について(PDF / 438KB)
2018/7/26
看護師(正職員)を募集しています。(終了しました。多数のご応募ありがとうございました。)
2017/10/18
「平成28年度 施設型給付費」について(PDF / 398KB)
2017/9/30
今井保育園および社会福祉法人光道会のWebサイト(kodokai.jp)がSSL通信に対応いたしました。
2017/9/9
就業規則に「同性パートナーシップを婚姻相当とみなす」規程を制定しました
2017/1/10
入園希望者保育見学会 予約ページを開設しました
2016/12/6
和楽倶楽部様主催・当園園長講演「保育のこころもち〜今井保育園の保育を通じて〜」開催のお知らせ
2016/10/25
子育てひろば講演「保育のこころもち〜今井保育園の保育を通じて〜」(今井保育園 入園希望者向け説明会)開催のお知らせ
2016/6/23
日経新聞に「PRIDE指標(LGBT就業規則評価指標)」の記事が紹介されました
2016/6/1
平成27年度 東京都保育士等キャリアアップ補助金等に係る財務情報等の公表(PDF / 508KB)
2016/2/19
求人情報ページに「就業規則」等を掲載しました! ご応募の参考にしてください。
2016/2/19
情報開示ページに「今井保育園の保育園運営規程」等を掲載しました。
2015/6/3
就業規則にLGBTへの差別禁止条項を記載しました
2015/3/20
『福島県の子ども達支援プロジェクト』(一般社団法人 東京都民間保育園協会 青年委員会)にご協力いただきありがとうございます。
2015/2/16
平成26年度 保護者向け保育園サービス利用者調査の結果を開示しました。
2014/2/5
東京都による給食食材の放射性物質検査を実施しました(4回目)

最新記事:園長のはなし

トップ | 子育て支援 | 健康管理 | 情報開示 | 園長ブログ | お問合せ | 採用情報 | 見学予約